三井住友海上火災保険㈱ 「リスクマネジメント(RM)レポート」 TNFDフレームワークにおける自然関連のリスクと機会の評価とは

丸紅グループの取引先を対象とした会員組織「丸紅 取引先協力会」より三井住友海上火災保険㈱の「TNFDフレームワークにおける自然関連のリスクと機会の評価とは」に関するレポートをご案内致します。ぜひご一読ください。


レポート概要

「TNFDフレームワークにおける自然関連のリスクと機会の評価とは」と題したレポートを掲載しております。本レポートでは、企業や金融機関が自然関連のリスク・機会について管理および情報開示するためのフレームワークの改訂について解説し、今後企業が目指すべき対応の在り方について考察されています。

【要旨】

  • TNFDは2022年11月、企業や金融機関が自然関連のリスク・機会について管理および情報開示するためのフレームワークのベータ版v0.3を公開した。
  • ベータ版v0.3では開示推奨項目案について、TCFDから踏襲した4本柱のうちの「リスク管理」が「リスクと影響の管理」となった。また「トレーサビリティ」、「ステークホルダー・エンゲージメント」、「気候と自然に関する目標の整合性」が新たに追加された。
  • これを受けて本稿では、改めてTNFDのマテリアリティ(重要性)の考え方やサステナビリティ開示の国際的ベースラインであるISSBの開示基準との関係性について整理した。
  • さらにベータ版v0.3において、「自然関連リスクと機会を評価するためのガイダンス案」が公表された。それによれば、自然関連リスク・機会と財務的影響の関係性を踏まえたうえで、リスクと機会の大きさ(マグニチュード)や発生可能性を評価して優先順位をつけることが提案されている。
  • 企業は早い段階からTNFDのフレームワークに慣れていくことが期待されているが、最初は事業全体の網羅性やリスク・機会の重要性を意識して分析対象を決めるよりも、対象を絞ったうえで、データが取得しやすいなどのやりやすさを優先して経験を積むことが望まれる。

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