丸紅取引先協力会
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丸紅経済研究所 「『バランスシート不況』と中国」のレポート
丸紅グループの取引先を対象とした会員組織「丸紅 取引先協力会」より、丸紅経済研究所が配信するレポートをご案内致します。
本レポートは定期的に配信されますので、ぜひご一読ください。
レポート概要
本レポートは毎月掲載しています。今回は、「『バランスシート不況』と中国」と題したレポートを掲載しています。
コロナ禍の中国国内の不況と景気後退局面で民間企業がバランスシートの修復に動くため金融緩和による景気刺激効果が弱まる「バランスシート不況」の関連性について解説されています。
要旨
- 「バランスシート不況」とは、不動産バブル崩壊などによる景気後退局面では大多数の民間企業がバランスシートの修復に動き、設備投資よりも負債の圧縮を優先するため、金融緩和による景気刺激効果が弱まる状態を指す
- 中国政府は過剰債務の形成を抑制するために、2016年から鉄鋼や建材、インフラ建設企業、金融機関に対して指導を行ってきたが、民間非金融法人部門向け信用残高の対GDP比率住宅セクター向けの融資総量規制やコロナ禍中の住宅市場の不況が影響して、頭打ちの傾向になっている。
- ここ数年来の中国国内の住宅販売の落ち込みや住宅価格の頭打ち傾向などを総合的に考慮すると、中国の住宅部門の変調がバランスシート不況の起点になり得ることに対する懸念が増えている。
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